ラズパイでIoT

目にする事の多くなった単語「IoT(モノのインターネット:Internet of Things)」ですが、以外と身近に手が届きます。

Raspberry Pi 3 Model B

時報を鳴らすためにRaspberry Pi(通所ラズパイ) Model Bを使いましたが、ハードウェアを更に増強したPi 3 Model Bを新たに入手しました(5000円前後で入手できます)。CPUやGPUの機能強化の他、オンボードでWi-FiとBluetoothが搭載された点が大きな変更点です。データの収集や操作だけでなく送受信も含めてボード単体で完結するので、電源と計測や操作を行う外部機器とのインターフェースを用意するだけでTCP/IPネットワークにワイヤレス接続できるIoTの端末としてそのまますぐに使えます。

オープンソースハードウェアとして回路全部と、外部に接続するためのアドオンボード(HAT)の規格が公開されているので、だれでも自由にハードウェアを追加してラズパイを活用する事ができる環境が提供されており、プロ・アマチュアを問わず、さらに教育向けにもと広い間口が開かれています。
写真のPi 3よりももっと小型でハードウェアを低廉化したPi ZEROに加えてWi-Fiも搭載したPi ZERO Wもあり、そちらを使えばさらに小型機器かつバッテリー動作のできるIoT端末を実現できます。

ここ2〜3年でIoT向けの簡単に使える様々なインテリジェントな省電力無線ユニットやCPUボード類などで廉価に入手できる物が一気に増え、組み込みの開発業務としてではなく個人の趣味としてもいろいろとトライできる環境が整ってきました。
今やすでに個人でもIoTに手が届いていると言っても過言では無いかもしれません。

(電子工作部)

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