先日まで開催されていたグランフロント大阪開業５周年を記念して開催されたGRAND ART FESの中で人が実演する作品があったので拝見。

作者はYotta氏で作品名は「穀（たなつ）」。大砲型ポン菓子機を搭載し爆発する事によって食べ物（ポン菓子）を作るという作品。この日は実演があり、実際にポン菓子機から爆発して出てくる瞬間を収めることができました。

高温・高圧状態においた米やトウモロコシなどの穀物を一気に圧力を下げて開放するとフカフカになって体積が膨張します。ポン菓子やポップコーンなどがそうしてできたお菓子ですが、その装置を車載して打ち出すがごとく爆発パフォーマンスとして作品化してしまうという「すさまじく突き抜けてアホな作品（褒め言葉）」です。
私も子供の頃はポン菓子屋が路地裏とかに来て、米と砂糖を渡して作ってもらった記憶がありますが、ロックを外してボン！という爆発音とともに何倍にも膨らんだ米粒がバサーッと出てくる様は迫力で、ロックを開ける瞬間はワクワクドキドキしたものです。

ちなみにこの作品、爆発なだけあって岡本太郎賞を授賞。やっぱり芸術は爆発ですよね！

（事業企画）